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冒頭へ 梓「律先輩は私のこと嫌いなんですか?」 律「……え?」 澪(あれからさらに二本空けて、いまは五本か。大丈夫か…?ひどい絡み酒だし、話題ももはや意味がわからなくなってる…) 梓「だ、か、ら、律先輩は私のこと嫌いなんですか!?」 律「いや…嫌いじゃないけど……」 梓「だったらもっと抱きつくなり頭撫でるなり何とかしたらどうですか!?」 律「なっ…!い、いきなり何を言ってんだお前は///」 梓「いいから聞けです!」 紬(これだ……こういうのが欲しかったのよ!)ツー 澪(なんかムギが泣いてる!?) 澪「大丈夫か、ムギ?どうして泣いてるんだ!?」 紬「へへ…旦那ぁ、あたしゃ嬉しいんだ…これは感涙ってやつでさぁ…」 澪「誰だ!?」ゴチン 澪「ハッ!反射的に殴ってしまった」 紬「アイタタタ…」(澪ちゃんに殴られた…ハァハァ。澪ちゃんに…ハァハァ) 澪「ごめんムギ!痛かっただろ?ここら辺か」ナデナデ ムギ「大丈夫よ澪ちゃん、私も半ばトリップしたのがいけなかったわ…」(はああああああああああああん!なでなできたあああああああ!) 澪「そうか…でも本当に悪かったよ」(…トリップ?) 梓「大体律先輩は女たらし過ぎです!」 律「私女なのに女たらし!?」 梓「そうですよ!このじごろ!イケメン!」 律「女にじごろって…イケメンって…」 梓「いいから黙ってききやがれです!!!」 律「………はい」 梓「いいですか?そもそも先輩は自分がどれだけフラグ立ててるのか知ってます?」 律「フラグって…そんなもの私は…」 梓「澪先輩に、ムギ先輩に、唯先輩に、和先輩に、さわ子先生に、憂に、あげくは純にいたるまで、実に多くの…」 律「駄目だ、聞いちゃいねえ」 律「大体、幼なじみの澪や、軽音部メンバーの唯やムギは解るけど…いや解るのもおかしいか、やっぱ解んないや」 律「和や憂ちゃん、純ちゃんはそこまで根深い親交があるわけじゃないだろ、先生にしたって結局は教師と教え子って関係に過ぎないし…」 梓「まったく…これだからイケメンは…」 律「もうつっこまないからな」 梓「いいですか?憂とは先輩方が一年生の時、唯先輩の家で追試の勉強会開いた時に…」 律「まてまてまてまて」 梓「どうしました?」 律「じくうがこんらんしている」 梓「憂から聞いたんです」 律「あ、ならいいや。そうだよな…安心した」 梓「続けていいですか?」 律「いいよ……いややっぱり良くな──」 梓「唯先輩が勉強してるときに一階で二人でゲームしてましたよね?」 律「…ああ」(ちくしょう…) 梓「それです」 律「へ?」 梓「だからそれが憂とのフラグです」 律「……いや、おかしいだろ、たったそれだけ?」 梓「ええ、それだけです」 律「え~…」 梓「不満ですか?」 律「そりゃあそうだろう…私はただ憂ちゃんと遊んでただけだし」 梓「ほう…『憂とはただの遊び』、ついに本性を現しましたね、このイケメン!色情狂!」 律「おい待てや」 梓「やかましいです!実をいうとまだあります、律先輩は『憂ちゃんくれ』って言ったことありますよね?」 律「あ~あったな…あれ?でもそれって梓の入学前じゃあ?」 梓「『くれ』ですよ『くれ』!これはもう立派な告白です!!」 律「もういいや、どーでも」 梓「あいにーじゅーですよ?あいうぉんちゅーですよ?」 律「いや、その英訳はおかしい」 梓「そう解釈する人間もいるんですよ!」 律「お前か」 梓「違います!お母さんはそんな関係認めません!」 律「誰が母さんだ誰が」 梓「ほら、あそこですよ」クイッ 律「ん?」クルッ 澪「む、ムギ?まだ痛いのか?」ナデナデ ムギ「えぇ、すっごく。あ、澪ちゃんが膝枕してくれたら治るかも…」ハァハァ 澪「え?し、仕方ないな。おいでムギ」ポンポン ムギ「みーおちゅわーん」ルパンダーイブ 澪「えぇ?きゃあああ!」 律「………」 梓「わかりました?ああいう人です」 律「うん、ムギには悪いけど怖いくらい的確な例だな」 梓「さて、じゃあ次は和先輩ですが…」 律「ッチ、まだ忘れてなかったか…」 梓「何か?」 律「なんでもないです」 梓「これはいくら律先輩でも解るでしょう?」 律「あぁ…なんとなく、講堂使用届だな」 梓「ええ、ご名答です」 律「お、おう。よく解らないけど何か嬉しいな」テレテレ 梓「照れてる律先輩かわいい」 律「やめろぉ!」 梓「+二年生の学園祭前、律先輩は、澪先輩と和先輩とひと悶着ありましたよね」 律「うっ…あれは…」 梓「幼なじみを取られちゃうかも~って必死になってましたよね?」 律「うぅ…」 梓「まぁ可愛かったんですけどね」 律「話を続けろ話を!///」 梓「つまりはこういうことですよ。恋のライバルとして一人の人間を追い掛けるうちにいつの間にかその恋のライバルを意識しだしていた、よくある話です」 律「いや、ねえよ」 梓「よくありますー。律先輩が世間知らずなんですー」 律「なんかその敬語で語尾を伸ばすの小学校の頃の口喧嘩を思い出すな」 律「だいたい、それ最終的に同性愛に目覚めなきゃ成立しない話じゃねえか」 梓「え?」 律「だから、男二人でも女二人でも一人の人間を巡る場合たいてい異性だろ?」 律「つまりは、最初はノーマルだけど最後に何故かそっちに目覚めちゃうって、んなことよくある話なわけねえだろって」 梓「いや、そうじゃなくて。先輩ってそっち系じゃないんですか?」 律「え?」 梓「え?」 律「何それこわい」 梓「あれだけタラシてるのに?これだけイケメンなのに?カチューシャとったら通常の三倍のイケメン力を誇るのに?」 律「いや、だからタラシでもねぇしイケメンでもねえよ」 梓「イケメンでタラシですよ!純だって律先輩のこと『かっこいい人』って言ってたもん!」 律「あ、それが純ちゃんとのフラグなんだ」 梓「うん」 梓「それにさわ子先生といると何か不倫現場みたいないかがわしい光景に見えるし…」 律「いやいや」 梓「みんな律先輩とお似合いに見えて…それほど先輩はかっこよくて……」 律「………梓?」 梓「………グス」 律「お、おい梓!?」 澪「ムギは可愛いなぁ、髪も綺麗だしお人形さんみたいだ」ナデナデ ムギ「恥ずかしいわ///」(ドゥフフフwww拙者wwwいま最高に幸せでござるwwwwドゥフw) ──お、おい梓!? 澪「ん?あんな大きな声出してどうしたんだろう?」 ムギ(このタイミングでおあずけとはwwwみおみおも殺生なことをなさ……る?) ムギ(あら?梓ちゃん…泣いてる?) 澪「おい、梓どうし──」 ムギ「待って澪ちゃん!」ガシッ 澪「ムギ?」 ムギ「今は、二人だけでお話させてあげましょう…きっと、梓ちゃんもそう望んでるはずよ」 澪「だ、だけど…」 ムギ「信じましょう…りっちゃんを…」 澪「ムギ…」 ムギ「だから…」 澪「わかったよ、ムギ。このまま私たちは見守ることにしよう」 ムギ「ええ、ありがとう澪ちゃん」ニコッ 澪「そ、それでだな、…えと…あの…」 ムギ「?」 澪「もう一度、膝…膝枕をさせてくれないかな?そっちの方が自然だし、もっとムギのきれいな髪に触れていたい…あ、いや!今のは──」アタフタ ムギ「うふふ…いいわよ」(我が世の春がきたああああああああ!) 梓「………」 律「落ち着いたか?」ナデナデ 梓「………」 律(澪たちは?)クルッ 澪「ふふふ」ナデナデ ムギ「うふふ…デュフw」 律(良かった、気付いてないみたいだな……デュフってなんだあの音?) 梓「律先輩はずるいです…」 律「え…?」 梓「誰にでも優しくて、いつでも皆を楽しませて、元気にさせて、でも結局それは万人に向けられるものであって誰か一人を選ぼうともしない… いっそのこと、先輩が誰か一人と特別な関係になっていてくれたら、とか考えたりもします。 そうすればきっぱり先輩を諦められますから、でも──」 律「あー!もう!」 梓「!」ビクッ 律「面倒くさい奴だなー」デコピン 梓「痛っ…」 梓「うぅ…わかってますよ、自分が面倒くさくて重い女だって…」 律「ちげえよ、バカ」 梓「え?」 律「あのさ~お前なんか勘違いしてるよ」 律「お前、入部して誰が一番最初にお前に抱きついたか覚えてねえの?」 梓「唯先輩でしょ……あ!」 律『確保ー!!』 梓『え、え?き、きゃああああ!』 梓「律…先輩です」 律「……梓に初めて会って、その場で抱きついた時、カワイイ奴だと思った」 梓「……ぇ」 律「こどもみたいにちっこい背してさぁ、おまけに手や足も同じようにちっこくて──」 梓「ち、ちっこいちっこい言わないでください!先輩だってちっこいじゃないですか」 律「あはは悪い悪い、……そんでさ、この子は私で守ってやらなきゃ駄目だな、って思った」 梓「!」 律「もちろん、私だけじゃない。澪や唯、ムギにさわちゃん。待ちに待った大事な新入部員だし、皆がそう思ったと思う」 梓(……やっぱり私はただの『後輩』なんですね、わかっては──) 律「と、こ、ろ、が、だ!」 梓「!!」 律「いざ蓋をあけてみると、可愛い後輩は実はとんだじゃじゃ馬だったんだな、これが!」 梓「な、な…」 律「だってそうだろ?後輩のくせに生意気な口はきくし、所々どころ空気読めないし」 梓「うぐっ…」グサッ 律「あげくは、ここにきて酒に酔って好き放題言いまくりやがって!」 梓「うぅっ…」グサッ 律「おまけにちっこいし、髪は私と違ってさらさらで綺麗だし、貧乳だし、すぐ日に焼けるし……まったく詐欺ってもんだぜ!」 梓「うぐぐっ…」グサッ 梓「──って、髪や胸やすぐ日に焼けるのは関係ないじゃないですか!ていうかまた『ちっこい』って言った!!」 律「……だけどさ、気になっちまうんだよ」 梓「え……?」 律「私も自分でつくづく馬鹿げているとは思うよ?後輩の軽口にいちいち反応してさ、そんなの無視すれば良いのに」 梓「………」 律「そんでさ、何でだろうってずっと考えてた」 律「今の今まで解らないでいたけど、なんか…今なら解る気がするよ」 律「その答えはどうしようもなく単純で、私がいつも感じていた感情そのものだったはずなのに、馬鹿な私は物事を難しい方へ難しい方へと考え過ぎていたんだ」 律「なぁ、梓?お前には解るか?私が何でお前の軽口やなにかに付き合ってやるのか?」 梓「………わかりませんよ、私は、律先輩じゃありませんから」 律「あはは…まぁ、そうだろうな。逆にここで直ぐに当てられたら私も面目がないしなぁ」 梓「……教えて下さい先輩、どうしてこんな私に構ってくれるんですか?」 律「ふふふ、それでは発表するぞ!その答えとは!」 律「私が楽しいから!」 梓「………」 律「あれ?聞こえなかった?じゃあもう一度言うぞ!答えは──」 梓「先輩が楽しいから、ですか?」 律「なんだよ~聞こえたんじゃん。それで、感想は!?」 梓「はっきり言って……」 律「うんうん」 梓「は、はっきり言って……プッ」 梓「しょ、小学生の感想みたいです」プププッ 律「」 梓「だ、だって小学生の作文って絶対最後『楽しかったです』で終わりますよね?」ププッ 律「」 梓「『あずさちゃんのかる口にはんのおするのが、とてもたのしかったです!おわり。さくらがおか高校3ねん田井中りつ』……」プププッ 律「な…の…」 梓「プププ……え、何か言いましたか?」 律「なぁかぁのぉー!!」ガバッ 梓「きゃあ!?」 律「このやろ!このやろ!」グイグイ 梓「ちょ…ギ、ギブです!キまってます!完全にキままって…あ…」グラッ 律「あ、おい!梓!?」ぱっ 梓「……うっ」ドサッ 律「だ、大丈夫か!?ごめん、ちょっとやりすぎた」シャガミ 梓「……しです」 律「ん?何だって?」 梓「おかえしです!!」ガシッ 律「ちょっ、うわあああ!」 3
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梓「いい匂い…」ハァハァ 梓「部室に置きっぱなしだったからつい持って帰っちゃったけど…」クンカクンカ 梓「あ、明日返せば大丈夫だよね」スーハースーハー 梓「ああ…律せんぱぁい…」ハァハァ ※ 梓「さて、明日には返さないといけないからとりあえず・・」 カシャッ、カシャッ 梓「カメラ越しにうつる律先輩の体操服・・ハァハァ」 梓「次はどうしよう?」 梓「うーん、これを着たら律先輩と私が間接的に一緒になるってことだよね 梓「あぁ~、どうしよぉ~」ドキドキ 梓「で、でも、せっかくあるんだから着ないと失礼だよね」 梓「はぁ、律せんぱぁい」ハァハァ 梓「うんしょっと、やっぱり少し大きいなぁ」 梓「律先輩の大きさを感じる・・」ドキドキ 梓「すっごい良い匂いもするし」スーハースーハー 梓「つ、次はハーフパンツ・・」 梓「これを着れば一緒に・・・」 梓「その前に、匂いかいどこう」クンカクンカ 梓「はぁ、とろけそうな匂いがするよぉ・・」 梓「律先輩の体操服、なんでこんなに良い匂いするんだろう」ポワーン 梓「・・・はっ!危なくイっちゃうとこだった、危ない、危ない」 梓「と、とにかく着てみよう」 梓「よいしょっと・・・」 梓「な、なに、この感覚?律先輩の体操服を着ただけなのに、なんかすっごい守られてる気がするよぉ」ハァハァ 梓「それにすっごい興奮する・・」クラクラ 梓「・・はっ!またイっちゃうとこだった、ヤバい、ヤバい」 梓「てか、今どんな感じなんだろう?鏡で見てみよう」 梓「う、うそ?見た目は少し大きな体操服着てるだけなのに、すっごい・・」ハァハァ 梓「あっ、この姿も写メにとっとかなきゃ」 カシャッ、カシャッ ブブゥ、ブブゥ 梓「わわっ!電話かかってきた、誰だろ?」 梓「うそでしょ?り、律先輩からだ・・」 梓「私が体操服持って帰ったのばれた?」 ブブゥ、ブブゥ 梓「ど、どうしよう?出ないとまずいかな?で、でもなんて答えたら・・」 ブブゥ、ブブゥ、ブツッ 梓「き、切れちゃった・・ど、どうしよう」 梓「うーん、お風呂に入ってたことにしよう、うん」 梓「とにかく今はこの幸福感と背徳感を味わおう」 梓「はぁ、律せんぱぁい・・」ジュン ~15分後~ 梓「なんか私、変態だなぁ」・・、はっ!これが賢者タイム? 梓「唯先輩は変態さんっぽいけど、律先輩はあんまり変態さんっぽい感じしないよなぁ・・、ハァ」 梓「律先輩は変態な私でも受け入れてくれるかな」 梓「澪先輩だったら無理だろうなぁ、ムギ先輩は・・・隠れ変態さんかなぁ」 梓「さわ子先生は、真性変態だよね」 ブブゥ、ブブゥ 梓「ひゃあ!」 梓「ま、またかかってきた」 梓「やっぱりばれたのかな?でもばれるはずはないよね・・」 梓「と、とにかく出なきゃ」 ピッ 梓「も、もしも・・」 律「おぉー、あずさー、今大丈夫かぁ~」 梓「は、はい!大丈夫です!なんにも悪いことはしてません」 律「何言ってるんだよ。あのさ、部費余ってるからさ、ライブハウス借りようと思うんだけど・・」 梓「ラ、ライブハウスですか!いいんじゃないですか。」 梓(・・ばれてないのか) 梓(はっ!今、律先輩の体操服着ながら、律先輩と電話してる) 梓(つまり、これは律先輩の目の前で体操服を奪い取って会話してるのと同じことなんじゃないの)ハァハァ 梓(また興奮してきた・・)ジュン 律「・・・、おい聞こえてるか」 梓「は、はいっ!な、なんですか?」 律「いや、だから、色んな環境でやっといたほうが経験値あがるから前と別の場所の方がいいか?」 梓「そ、そうですね!色んなとこでやったほうが興奮しますよね!」 律「さっきからどうしたんだよ?いや、まぁ、じゃあ前と別の場所でやることにするわ 梓「はい、お願いします」 梓「あっ、じゃあそろそろ・・」 律「おぉ、じゃあまた明日な」 梓(ばれてないんだよな・・) 梓(とりあえずもうちょっとこの余韻にひたって・・) 律「あっ!そういえばさ、そろそろ"あれ"返してくれないか」 梓「!!!」 梓(キター!!!!!!もうダメだ。明日から私は変態の称号を得て過ごすんだ、憂にも純にも蔑まされて生きていくんだ・・) 梓(あれ?逆に興奮するかもしれない・・)ハァハァ 律「なぁ、梓聞いて・・・」 梓「いや、あの、その、さ、さわ子先生がどうしてもっていうから」 律「さわちゃんが?」 梓「そ、そうなんです!さわ子先生がもっと過激にアレンジしたいからって・・」 律「さわちゃんに好き勝手させたらHTTの曲調がすごいことになっちゃうだろ」 梓「・・へっ?曲調?あれ?」 律「そう。こないだ文化祭のDVD貸しただろ?梓が見たいっていうから」 律「私は別にいいけど、澪はあんまり激しい曲調だと嫌がるんじゃないか?」 梓「わ、私は激しいのが好きです!じゃ、じゃなくて、そうですよね、変なことになる前にさわ子先生に返してもらいます」 律「おぉ、頼む。じゃ、また明日な」 梓「ええ、じゃあまた明日」 梓(良かった、なんとかやりすごした)ホッ 梓「やば、もうこんな時間、早く着替えて寝なくちゃ」 ヌギヌギ 梓「うそっ!やだ、こんなにパンツ濡れてる・・」 梓「てか、ハーフパンツまで湿っちゃってる」 梓「律先輩の大事なところがあたる部分に私の液が・・」ハァハァ ブッ! 梓「は、鼻血が。私本当の変態さんじゃん・・」 ~~~~ 律「あーずさ、今日はどんなパンツはいてきたの?」 梓「え、えっ?」 律「いいから見せろよ~、かわいいパンツはいてきたんだろ?クマさんか?」 梓「ち、違いますよ」 律「じゃあ、なんなんだよ~」ニヤニヤ 梓「えっと、あの」モジモジ 律「すきあり!」 バッ! 律「今日は白無地に上のほうに小さな黒いリボンがついたパンツか、清純でかわいいな」 梓「!」 律「梓はいつも一人でここ濡らしてるんだろ?」 律「今日は手伝ってやろうかなと思って」 梓「え?律先輩?ちょっと・・・、あっ、ダメ」 ジリリリリリ!!! 梓「・・・チッ、夢か」 梓「やば、また濡れてる。パンツ替えなきゃ」 梓「いや、逆に濡れたパンツ入ってったほうが背徳感が増して興奮するかな」 ~学校~ 梓(ど、どうしよう、結局濡れたパンツのまま律先輩の体操服、中に着て来ちゃった) 梓(あぁ~、やばいよぉ、興奮する。って、違う!ばれちゃったらどうしよう) 梓(まぁ、でも大丈夫だよね、放課後一番乗りで部室に行って返せば・・) ~放課後~ 梓(す、すごい。ばれるかばれないかのヒヤヒヤ感がこんなにも興奮するなんて)トローン 梓(今日の授業なにやったか全然覚えてないや) 梓(あっ、先輩達が来る前に早く部室行かなきゃ) ガチャ 梓(誰もいないよね?) 律「おーす!あずさー。今日も早いなー」 ビクゥッ 梓「り、律先輩!」 梓(・・遅かったか) 梓「は、早いですね?」 律「おぉー。今日は掃除当番替わってもらったからな」 梓「そうなんですか、アハハ・・」 梓(ど、どうしよう、早くも作戦が崩れてしまった、ていうか、こういう事態も想像して作戦を立てておくべきだった) 梓(いや、むしろこの状況を楽しむのが本当の変態さんなんじゃないの?) 梓(そうよ、私は変態ニスト、中野梓よ)キリッ 梓(やってやれないことはないわ、楽しみながらこの危機的状況を乗り切ってこそ成長できるんじゃないの) 梓(とりあえず、あの手この手を使って・・) 律「そういや、梓聞いてくれよー。今日体育があったんだけどさ、半袖とハーパンがなかったんだよぉ」 律「今日体育があるからって、昨日部室に置きっぱなしにしといたはずなんだけどさぁ。長袖のジャージはあったんだけどなぁ、どこいったんだろ」 律「梓、知らない?」 梓「!」ギクゥ 梓(さ、さすが律先輩、先制パンチでいいとこ狙ってくる) 梓「し、知らないです、誰か間違えて持ってっちゃったんじゃないですか?」 律「んー、唯達にも聞いてみたんだけど知らないって言ってたんだよなぁ」 梓「あっ、じゃあ、本当は家に持って帰っちゃったんじゃないですか」 律「そうかも、まぁいいや、長袖だけでもなんとかなったしな」 律「でも、汗すっちゃったから洗わないとなぁ」 梓「!!」 梓「ください!」 律「え?」 梓「あっ、いや、じゃなくて、今日の律先輩の分のケーキください」 律「なんでだよ、あっ、じゃあ、半分こしようか」 梓「ハ、ハンブンコ??それはつまり律先輩と私を足して2で割って、合体して、つまり・・」ブツブツ 律「?」 梓(はっ!いけない、変な妄想する前に早くこの場から律先輩を遠ざけなきゃ) 梓「律先輩、トイレ行かなくて大丈夫ですか?」 律「さっき行ってきたから大丈夫だよ」 梓「う~・・」 律「どうした?一人だと怖くてトイレ行けない?一緒に行ってあげようか」 梓「はい、するとこ見てて・・」 梓(違う、違う!それじゃダメ、いやダメじゃないけど・・、むしろ見てて欲しいし、その後舐めて拭いてほしいけど)ハァハァ 律「ハハハ、ホントに梓はかわいいな~」 梓「!!」ドキッ 梓「そ、それはプロポーズの言葉と受けとってよかとですか!」 律「今日はなんかテンションおかしくないか?風邪でも引いたか?」 梓「はい、だから律先輩の人肌で温めて・・・」 梓(ちがーう、これじゃダメなんだって!早くしないと他の先輩達がきちゃう) 梓「律先輩!他の先輩が来るまで二人でかくれんぼしましょう!」 律「かくれんぼぉ?二人で?どこで?」 梓「ここでです!鬼は部室の外で30秒数える、隠れる側は部室のなか限定で隠れる、でどうですか?」 律「部室の中って、隠れるとこほとんどないじゃん」 梓「それがいいんです!隠れる場所がほとんどないところで頭を使って・・、とにかくお願いします」ウルウル 律「!」ドキッ 律「な、なんか必死だな、そんなかわいい顔してお願いされたら断れないだろ」 梓「そ、それはプロポーズの言葉と・・・」 律「早くやるぞ!」 梓「じゃあ、律先輩が鬼でお願いします!」ペコリ 律「なんでだよ、じゃんけんだろ、フツー」 梓「お願いします・・」ウルウル 律「わかったよ、だからそんな顔すんなって」 律「じゃあ、部室の外で30秒数えるからな」 梓「はい!」 梓(制服を脱ぎ捨て、体操服を脱ぎ、もう一度制服を着る、そしてあとは適当な場所に体操服を放る、30秒か、厳しいかな) 梓(いや!やってやれないことはない!私は早脱ぎ変態ニスト中野梓よ) 梓(で、あとは適当に体操服を見つけたことにすれば・・、完璧だわ) ガチャ、バタン 律「じゃあ、数えるからなぁ、いーち、にーい、さー・・」 梓(いまだ!) ババッ! 律「ごーお、ろーく・・」 コツコツコツ 紬「あら?りっちゃん何してるのかしら?」 律「はーち、きゅーう・・」 紬「りっちゃん、なにしてるの?」 律「あっ!ムギ!いやなんかさ梓がかくれんぼしようって、聞かなくて」 紬「そうなのー、なんだか楽しそう、私も混ざっていい?」 律「ああ、別にいいけど部室のなか限定だからあんまり隠れるとこないぞ」 紬「大丈夫よぉ、じゃあ私も隠れようっと、中に入るからりっちゃんは目つむってて」ルンルン 梓(よし、制服と体操服は脱いだ。あとはもう一回制服を着て、・・このペースなら) ガチャ 梓「え!!!まだ10秒そこら・・・」 紬「あれ?梓ちゃんかくれんぼしてたんじゃないの?というか、なんで下着姿?」 梓(焦っちゃダメ!動け、私の頭脳!フル回転して最適な言い訳を!) ピコピコピコ・・・キュピーン! 梓「あ、あの制服だけ残しておけば煙のように消えたかのように見せられるかと思って・・」 紬「・・・」 梓(やっぱり無理があったか・・) 紬「梓ちゃんすごーい、それって忍者ってやつよね」キラキラ 梓「そ、そうなんです。こないだテレビで忍者特集やってて・・、って早くムギ先輩も隠れてください」 紬「そうよね!早く隠れなきゃ、どこがいいかしら・・」ワクワク 梓(今日の私はツイてる、あとはこの体操服を机のなかにでも突っ込んで・・、よし、あとは適当に隠れて・・) 律「・・さーんじゅう、いっくぞー」 ガチャ 律「ムフフ、どこに隠れたかなぁ・・この名探偵田井中律さまにかかれば・・」 律「だから言ったろー、部室のなかなんて隠れる場所ほとんどないってさ」 紬「でも、楽しかったわよぉ、私かくれんぼしたことなかったし」 律「えっ!そうだったのか・・、ところで梓はなんで下着姿だったんだ?」 梓「え!いや、あの・・」 紬「忍者になってたのよねぇ」 律「はぁ?忍者?」 梓「そ、そうなんです、忍者っぽいかなぁと思って」 律「まぁ、どうでもいいけど風邪引くぞ、あんな格好でいたら・・」 ガチャ 唯「みんなっ、お待たせー、あっずにゃーん」ダダッ 澪「律、あんまり頻繁に掃除当番替えたら他の人に迷惑だろ?」 律「いやー、悪い悪い、軽音部部長としてやっとかなきゃいけないことがあって・・、あっ、そんなことよりお茶にしようぜ 澪「まったく・・」 ~ティータイム~ ワイワイ、ガヤガヤ・・・ 律「・・でさー、ありえないだろぉ」 梓(はぁ、律先輩・・)ポワーン 紬「・・・」 唯「あれ?なんか机の中にあるよ」 律「ん?」 唯「あれー、これりっちゃんの体操服じゃない?」 唯「はぁー、やっぱりりっちゃんは元気いっぱいだからか体操服もほのかにあったかいねぇ、さっきまでりっちゃんが着てたみたい」 梓「!!!」 律「何言ってんだよ、てかなんでこんなとこに入ってるんだ?こんなとこに入れた覚えないのに・・」 唯「りっちゃん!これはオバケだよ!」 澪「ひぃぃ」ガタッ 律「オバケが着てたら、温もりなんてないだろ?」 梓(や、やばいかも) 紬「・・・」 澪「い、いいから早く練習するぞ」 梓「そうしましょう、早く練習しましょうよ」 アセアセ 2
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梓「に゛ゃっ」 律「うりうり~梓はここがええのんか~」 梓「…」 梓「…」 律「…あれ?あずさちゃーん?」グリグリ 梓「…」 律「…あずささーん?」 梓「…」 律「おいっ!梓!」 梓「…はっ!や、やめてくださいよ律先輩!」アタフタ 律「あずさー、なにぼーっとしてたんだよー!」 梓「え、えーとですね…」 (言えないよぉ…律先輩のグリグリが気持ちよかったなんてぇ…) 律「あずさぁー?」 梓「うぅ…」 律「…なんだよ、悩みでもあんのか?律先輩が話し聞いちゃうぞ!」 梓「い、いや…べつに…」 (ああぁ~顔が近いよぉぉ!) 律「…ふぅ」 梓「…ぅ…ぁ」 (めちゃくちゃきまずいよぉぉ) 律「…」 梓「…」 未完 律「………」 梓「………」 律「…あずにゃん」ぼそっ 梓「えっ」 律「ん?どうかしたか?」 梓「い、いえ…」 梓(い、今あずにゃんって…) 梓「………」 律「………」 梓「…り」 梓「…りっちゃん」ぼそっ 律「えっ」 律「いま何か言った?」 梓「いえ…」 律(今りっちゃんって言ったよな…) 律「………」 梓「………」 律「あーずにゃーん」ぼそっ 梓「りっちゃーん」ぼそっ 律「………」 梓「………」 律「おい」 梓「はい」 律「今りっちゃんって言ったろ」 梓「いえ」 梓「先輩こそ、あずにゃんって言いましたよね」 律「いや」 梓「………」 律「………」 律「…あずにゃん」 梓「……律」 律「?!」 梓「……馬鹿律」 律「………」 梓「……りつぅ~」 律「おいちょっと待て」 梓「はい」 律「今の、おかしかったよな。なぁ、おかしかったよな」 梓「何のことでしょう」 律「おい中野。あまり先輩を侮辱するものじゃないぞ」 梓「すいませんでした。りっちゃん隊員」 律「なるほど。お前がその気なら私にも策はあるぞ」 梓「?」 律「あーずにゃ~ん!」ぎゅうっ 梓「ひゃあ!」 律「んもう、本当にあずにゃんはかわいいんだからぁ」すりすり 梓「や、やや…やめてください唯せんぱ――」 ぱっ 律「ん?どうかしたか」 梓(なんだと…) 律「梓。顔真っ赤だけど」 梓「そ、そんなことは」 律「てか今、唯先輩って言ったよな」 梓「」 律「あ、もしかして唯先輩かと思っちゃいました?唯先輩かと思っちゃいました?」 律「残念。りっちゃん先輩でございました」 律「困っちゃうなぁ。唯先輩の真似しただけなのにそんな真っ赤になっちゃって」 律「いやはや、私にも愛しの唯先輩みたいな包容力があるってことなんですかね」 梓「………かましい」 律「へ?」 梓「やかましい馬鹿律!!」がんっ 律「ぶへぇっ!」 律「な、何すんだよみ――」 律(はっ!) 梓「今、『み』って言いましたよね」 梓「『み――』何ですか?」 律「み…皆殺しにしてやる」 梓「嘘ですよね」 律「」 梓「もしかして『何すんだよ澪』とか言っちゃう感じでしたか?言っちゃう感じでしたか?」 梓「残念。私はあずにゃんでございますにゃん」 梓「澪先輩の真似しただけなのに。よっぽど澪先輩に叩かれるのがお好きなようで」 律「………」 梓「………」 律「よし、こうしよう」 律「どんな手を使っても構わない。先に胸キュンした方の負けだ」 梓「いいでしょう。受けて立ちます」 律「………」すっ 梓(カチューシャを外した…。あくまでも唯先輩になりきるつもりか。だったら…) 梓「………」ぱさっ 律(ツインテールをほどいただと…。なるほど、お前も澪になりきっていくつもりだな) 律「あずにゃーん!」だきっ 梓「…っ!」 梓(こ、声まで変えてきた!まるで唯先輩そのもの…) 梓「や、やめてください!」 律「あずにゃん冷たい…。いけずぅ」しゅん 梓「うっ…」 梓(か、かわいい…。けどここで負けるわけには!) 梓「そんなこと言ってもダメなものはダメです!」 律「ちっ」 梓(次は私の番!) 梓「うぅ、うぅぅ…」 梓「りぃーつぅー!私こんなの出来ないよぉぉぉ」だきっ 律「…くっ」 律(こ…この素振り、抱きつき方。澪そっくりじゃないか) 律「あーもーうるさい!離れろ離れろ」 梓「私を見捨てるのか…。律…。りつぅっ」うるうる 律「う」 律(何だその顔は!やめろ、そんな目で見るなぁぁ) 律(落ち着け。澪の時はもっと胸の感触があるはず…) 律(今はそんな胸の感触はない、よし。大丈夫…こいつは梓だ) 律「……ふっ」 梓「ちっ」 律「………」 梓「………」 律「なりきり作戦はやめだ。こっからは私自身の力でいく」 梓「のぞむところです」 律「………」 梓「………」 律「………」ぐいっ 梓「えっ」 ぎゅっ 律「梓。好きだ」 梓「!!!」 梓(くっ…。ひ、卑怯な…!私だって…) 梓「わ、私も。ずっと先輩のことが、好きでした…」 律「んなっ?!」 律(こいつ、さらっと言いやがった) 律(ま、負けられん!!) ぱっ 律「梓…」くい ちゅっ 梓「ひゃぁ///」 梓(お、おでこにキスされた…) 律「ふっ、私の勝ちのようだな」 梓「なぬっ…。ま、まだです!!」 律「はいはい、わかったわかっ――」 ちゅっ 梓「………」 律「………」 梓「…ぷはっ」 律「お、おい梓…お前」 律(口にキスしやがった…) 梓「私の勝ち、ですね」にやり 律「ちょっと待て」 梓「もうこれ以上やったって仕方が――んんっ」 律「………」 梓「…んっ、んんっ?!」 梓(律先輩の舌が…入って、くるっ…) 梓「んっ…ちゅ、はぁ…んんっ」 梓(ま、負けるもんか…!) 律「んん…っ?!」 律(梓の舌が、絡みついて…) 律「ちゅっ…、んんっ。はぁっ」 律(くっそ、かくなる上は…) むにゅっ 梓「~~~!!?」 梓「あっ、んっ…。ちゅっ」 梓(胸に手をっ…ず、ずるいよ…) 梓「んっ、んんっ…ちゅぱっ」 梓(て、抵抗できないっ…) 律「………」 くちゅ 梓(えっ?!そ、そこは。だ、だめっ…!) くちゅくちゅ 梓(私の、こんなに濡れてる…) 梓(や、やめて…。そんなにかき回さないでっ…!) 梓「んっ、あぁんっ!ちゅっ…んぁぁっ」 梓(そ、それ以上は…だめっ。わ…私っ) 梓「あぁっ、んっ!はぁ…っ。んぁっ」 梓(い、イッちゃう…っ!) 梓「んぁぁっ、はぁん。んん……あんっ!」がくがく すとん 梓「はぁっ、はぁっ…。はぁっ…」 律「今度こそ正真正銘私の勝ちだな」 梓「まっ、まだですっ…!」とろん 律「そんなふにゃけた顔したって説得力ないぞ♪」 梓「うぅっ…うう」 律「?」 梓「んにゃああああ!」 律「?!」 どさっ 律「お、おい梓!何のつもりだ」 梓「私ばっかりなんて不公平ですっ!」 律「もう勝負はついただろうがっ…んっ」 ぺろっ 梓「なんだ、律先輩も濡れてるんじゃないですか」 律「や、やめろ梓!脱がすなっ」 梓「やられっぱなしなんて、絶対いやです」 くちゃ 律「んん…っ」 梓「………」 くちゅ ぴちゃ 律「んぁっ。や…やめろっ、ひっ!」 ぺろ ぺろ 律「な、何してんだっ!き、きたないっ…んあぁっ!」 梓「そんなことないですよ…。律先輩の、すごくおいしいですっ」ぺろっ 律「ば、馬鹿なこと言うなっ///んぁっ、あんっ」 梓「…律先輩、ここがいいんですか?」ぺろ 律「ひうっ!ち、ちがう…そんなことっ」びくっ 梓「ふぅ~ん」ぺろぺろ くちゅ 律「や、やめてっ…。そ、それ以上されたら…んっ。で、でちゃう…っ!」 梓「いいですよ、出しても」 律「い、いやだっ!んあっ、ひぎっ」 梓「…しょうがないなぁ」 律「た…助かっ――!あぁんっ、んっ、んあぁっ」 未完 12
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律「あれ?梓だけか?」 梓「ほかの皆は今日来ないって」 律「ふーん」 梓「......」 律「あーずさっ」ダキッ 梓「...暑苦しい」 律「ひどっ彼女に向かってそれはないだろー」 梓「勉強中なんだから邪魔しないの」 律「え~」 梓「あとで構ってあげるからおとなしくしてて」 律「...は~い」 律「......」 梓「......」 律「......」 梓「......」 律「...しゃれこうべ」ボソッ 梓「......」 律「...あずにゃん」ボソッ 梓「あーもー!邪魔しないでっていってるでしょ!」 律「だって...」シュン 梓「ハア...しかたないなあ、こっちおいで」 律「!」 梓「ほら、これでいい?」ナデナデ 律「えへへ///」 梓「...思ったんだけど、こういう時の律って猫っぽいよね」 律「へ?そうかな?」 梓「甘えん坊な所とか、ほっといたら拗ねる所とか」 律「...」 梓「そうだ!この猫耳つけてみて!」 律「え」 律「や、やだよ!恥ずかしい!」 梓「絶対似合うって!お願い!」 律「うーん...」 梓「ちょっとだけでいいから...」 律「......ちょっとだけだぞ」 梓「よっしゃぁ!」 律「」 梓「あれ、カチューシャも取るの?」 律「猫耳つけてると邪魔になるだろ」 梓(なんという僥倖っ...) 律「やっぱり...恥ずかしいなこれ///」 梓「」 律「...?」 梓「こ、これは...」 律「似合ってなかったか?」 梓「...ちょっとこっちきて」 律「?」 梓「...」ギュ 律「~~!!////」 律「ふ、ふいうちは卑怯だぞ///」 梓「律が可愛いすぎるのがいけないの!」 律「うぅ~///」 梓「じゃあ今度はにゃあって言ってみようか」 律「...要求がエスカレートしてる気がするんだが」 梓「いいじゃん別に、あたしだって一回やってるんだから」 律「でも...」 梓「...ヒザマクラ」 律「!?」 梓「...ナデナデ、チュー」 律「にゃ、にゃあ///」 梓(扱いやすいなあ...) 律「ひざまくら~」ゴロン 梓「はいはい、律ねこは甘えん坊なんだから」ナデナデ 律「ふにゃあ///」 梓(それにしてもこの先輩、ノリノリである) 律「あずさぁ~」 梓「ん?」 律「ちゅーして」 梓「......いいですよ」 律「それじゃあ、さっそk...んむっ!?」 律「むっ、ん!んーんー!」 梓「んちゅっ、ちゅっちゅ」 律「んむむむーっ!!!」 律「ぷはっ!な、ななななっ」 梓(ごめんね、もう我慢の限界なんだ...) 梓「ねぇ...しよっか?」 ガバッ 梓「っていうss思いついたんですけど」 律「そりゃ受けないな」 めでたしめでたし 律「…」 梓「…」 律「…」 梓「…」 律「…なあ梓」 梓「…なんですか?」 律「…みんな遅いな」 梓「…そうですね」 律「…」 梓「…」 律「…」 梓「…」 律「…しゃれこうべ」 梓「…」 律「…」 梓「…」 律「…」 梓「…ニャーン!」 律「…」 梓「…」 律「…」 梓「…」 律「…もやし(裏声)」 梓「…ぷ!」 律「…バカにしてんの?」 梓「…ぷ!」 律「…」 梓「…」 梓「…」 律「…練習するか」 梓「そうですよ!」 律「いきなり元気になったな」 梓「これが当たり前です!」 律「なにやりたい?」 梓「ギターとドラムだけ…」 律「やめるか?」 梓「いや!やりましょう!」 律「じゃあコピーやってみるか!」 梓「じゃあニルヴァーナとか!」 律「いや!ここはマイブラだろ!」 梓「マイブラ知りませんよ…」 律「じゃあ…ライド!」 梓「知りません」 律「…ジザメリ」 梓「知りません」 律「…だいたいあたしニルヴァーナ聞かないし」 梓「…それは律先輩がおかしいです!スマパンはしってますよね!」 律「…しらん」 梓「ヤーヤーヤーズ」 律「知らねえよ」 梓「…テレビジョン」 律「…」 律「…」 梓「…あの」 律「…なに?」 梓「…今日ウチにきてください」 律「…なんで?」 梓「…CD聞きます」 律「…明日学校でじゃだめ?」 梓「…イイデスケド…」 律「…今日はさ」 梓「…はい」 律「…うちにこいよ」 梓「…え?」 律「お前にシューゲイザーの良さをレクチャーしてやるよ!」 梓「…はい!」 律「ふふっ」 梓「…えへっ」 律「…梓!ドラムたたいてみるか?」 梓「…え?」 律「ほら!遠慮するなって!」 梓「でも…やったことないし」 律「いいから」 梓「…わかりました」 梓「…」チョコン 律「梓ちっちゃいな(笑)」 梓「うぅ…おっきくなってやるもん!」 律「ほら叩いてみ?」 梓「…」ドキドキ ドンガラガッシャッシャン 律「…ひでえ」 梓「…はじめてだもん」ウルウル 律「…はあ仕方ないな」スッ 梓「…!」 律「ほら…スティックはこうもって右手はこうで…」 梓「…」ドキドキ 律「…んで手はこう動かすの」 ツツタツツツタツ 梓「…なんかこうやって後ろから手もたれて…ちっちゃい子みたいじゃないですか…」 律「…うん手はなすぞ」スッ 梓「…あっ」 ツツタツ…ドンガラガッシャッシャン 律「あり?」 梓「…」 律「…あずさちゃんは補助輪がないとだめでちゅか~?」 梓「ちがうもん!一人でできるもん!」 律「しかたないな…みてろよ?」 ダツツダツチダカドコツチツチジャーン!! 梓「う、うんまーい!」 律「へっへーん!」ニヤニヤ 梓「う゛…こ…このキャラメルがうまいんです!」スッ 律「すなおじゃないねー」ツンツン 梓「うぅ… ほっぺはやめてください…」プニプニ 律「…梓、ほら?」 梓「…え?」 律「…いいから?」チョイチョイ 梓「…」コクン チョコン 律「…梓かるいな」 梓「…ふう」ドキドキ 律「…」 梓「…」 ポカポカ 律「…梓の髪…いいにおい」クンクン 梓「…かがないでください」 律「…かわいいな」ギュッナデナデ 梓「…」 ポカポカ 梓「なんだか眠くなってきますね」 律「そうだな」ナデナデ ポカポカ ゴソゴソ 律「…あずさ?」 梓「…はい?」 律(唯マネver.)「じゃーん」 梓「」 律「あずにゃ~ん」 梓「ギャーッ!」 梓「…」スッ 律「…へ?」 梓(澪マネver)「る゛ぃいいいつぅうううう!」 ゴチン☆ 律「…先輩を殴るなよ」ヒリヒリ 梓「…はっ!」 律「うぅ…」 梓「…すいません」 律「…かえるか」 梓「…はい」 …ギュッ 律「…なあ梓?」 梓「…はやいです」 律「…だよな」ヘヘッ 梓「…ふふっ」 「律先輩変なことしないでくださいね?」 END 4
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学園祭も終わり、11月も半ばとなり寒さがしみ入りだしたある日の放課後。 音楽室へと向かうただ一つの階段、その踊り場を曲がってすぐの段にその人は座っていた。 「よっ、梓」 「……何してるんですか、律先輩」 いつもと違った見下ろす視線。律先輩はうん、と伸びをすると音楽室を親指で指し示し、 「鍵が無いんだよ」 とため息混じりに呟いてきた。 「どうも唯が預かったらしいんだけど連絡付かなくてな。澪とムギに探して行ってもらってるトコ」 隣を促され、仕方なく並んで座る。 「携帯は?」 「唯のヤツ『充電忘れてた!』って昼に電池切らしてた」 流石唯先輩、付け入る隙が全くない。互いに苦笑を浮かべると今度は私がため息を吐いた。 「私も探してきましょうか」 澪先輩たちが行ってるなら私も、と立ち上がろうとするが律先輩に肩を捕まれ止められた。 「いいよ別に。見つからなきゃ今日は無しでもいい訳だし。何ならどっか行くか」 普段通りのまま律先輩が笑って聞いてくる。受験に向けてとざわつきだしたここ最近、 今日たまたま部活が出来ないというのは何か見えない意思によるものなんだろうか。 「……そうですね。たまには気分転換もいいかも、です」 だろ? だろ? と笑う律先輩につられ私も笑い返した。 「まぁムギの菓子が食べれないのはちょっと残念だけどなー」 「いやそこは練習か、せめて勉強をあげてください。お菓子はあくまで……って律先輩?」 何かを思い出したのか律先輩が自分の鞄を漁り出す。そして何かを取り出してきた。 「おー、あったあった。セレブなムギ推薦のプッキー!」 何か秘密道具を取り出すような物まねをしながら菓子箱を取り出すとフタを開け差し出してきた。 「いただきます」 「おう、プッキーに感謝して食べるがいい!今日はプッキーの日らしいから」 「はぁそうですかありがとーございましたです」 「何たる棒読み!? プッキーに呪われろチクショー!」 プッキーをかじりつつ律先輩を見る。両手に一本ずつ持って見えない何かを叩くその仕草は 手にしているのが菓子だというのに様になっていて、気が付くと右手が併せてリズムを取っていた。 「前も工事の時あったけどさ」 私に気づいた律先輩がそのまま両手で、さらに足でリズムを叩きながら。 「叩けないってなると叩きたくなるよな」 「そうですね」 「無くして解る有難さ、か」 「……良い言葉ですね。律先輩にしては」 「なかのぉー!」 サッと伸ばされた腕が首にかかり頭を引き寄せられると頭を叩かれながら絞められた。 しばらくじゃれ合いようやく解放される。ちょっとやりすぎたかと笑いつつ律先輩が 私の首もと、制服の襟とリボン手を近づけ直してくれていると 「ま、さっきのはセロテープの宣伝文句なんだけどな」 「褒めた言葉と叩かれた分を返してくださいっ!」 がすっ! 手頃な位置にあった頭を思わず叩いてしまっていた。 「……遅いな」 「遅いですね……」 私が来てから30分は立っただろうか。プッキーも最後の一本となっている。 「あ」 取ろうとしたらスッと律先輩に先を越されてしまった。 「ん? あぁ最後だったかすまない」 「いえ。元々律先輩のですし」 「まぁまぁ。それじゃ半分こするか」 そう言いながら律先輩はチョコがついて無い側を口に銜えると 「……何のつもりですか」 「プッキーゲーム!梓はちゃんと半分だけ持っていく事が」 ポキッ。 私は躊躇うことなくプッキーを手で掴むと半分に折り自分の分をいただいた。 「くっ……前にムギが澪に仕掛けた時はもう見所満載で凄かったのにこの後輩はっ……!」 あぁ確かに澪先輩なら狼狽するだろうな。相手がムギ先輩なら尚更。 ……うん、それはちょっと見たかったかも。 ピルルルル。携帯の音が鳴る。 「お、ようやく準備出来たか。それじゃ行きますかな」 「え?」 準備? 行く? 何のことかと私が悩む間に律先輩は二人分の鞄を持つと階段を上がり始めた。 「え、ちょ、律先輩?」 慌てて後を追いかける。律先輩は扉の前に立っていたが私が近づくと一歩下がり 「じゃ、そろそろ開けてくれ梓」 と謎な事を告げてきた。 「開けてくれって、鍵は」 「持ってるだろ? ポケットに」 「え?」 言われてブレザーのポケットに手を伸ばすと確かに何かが入っていた。 まさか……と中からそれを取り出す。それはやはり音楽室の鍵で。 「え? え? 何で?」 「はいはい、まずは開けるの。私はムギ達を呼ぶから」 「は、はい」 急かされ私は頭に「?」を浮かべたままも鍵を開けた。そして扉を開くと 『ハッピーバースディーあーずにゃーんっ!』 クラッカーの破裂音と共に中にいた人たちから一斉に祝福の声が降りかかってきた。 「……えっと、つまりサプライズパーティ、だったんですね」 「そう言う事。おめでとう、梓」 後ろを向き仕掛け人に問いかけると、先輩はしてやったりな顔をしながら手を叩いて祝ってきてくれた。 話を聞くとパーティの準備に意外と手間取った為、律先輩が急遽足止め役となったらしい。 「ムギは支度があるし、唯や澪じゃ感づかれそうだったからな」 確かに。ところで……。 「何で私は律先輩と二人で喫茶店に居るんでしょう」 「え? だって約束したろ、どっか行くって」 部室内でのパーティは終わりみんなと下校、唯先輩たちと別れた後に呼出メールが届き今に至る。 「それは部活が無かったらの話でしたよね」 「ほう、今日のパーティを部活と認めてくれるのかー。梓もすっかり染まったよなぁー」 「うぐ、そ、それは……」 痛いところを突かれて口ごもってしまう。確かに前の私なら認めていなかっただろう。 「……」 「冗談だよゴメン。今の梓はきっと私やみんなと同じ考えなんだよな。 みんなと居る時間こそが部活なんだって。違うか?」 違わない。 練習するだけじゃない。先輩達が受験勉強していても、そしてみんなでお茶してても。 それら全部含めてみんなでいる時間が軽音部なんだって、今なら思える。 「かなり特殊な部活だけどさ、それさえちゃんと感じてくれてるなら、ま、大丈夫だな」 律先輩が柔らかく微笑む。なんだろう。何でそんな風に笑うんですか。 律先輩は応えず、ストローの袋を摘むとリズムを刻み始める。 「どんな形でも構わない。どんな場所でも構わない。 演奏したい気持ちと、演奏したい相手がいれば。それこそが私たちの軽音部なんだ」 だから。律先輩はそれ以上は何も言わなかった。 「大丈夫です、軽音部は無くなりません。少なくとも私の中からは一生消えませんから」 部は絶対なくしません、必ず繋いでみせます。とは言わない。 「……まぁすっかり染まっちゃって。頑張れよ、次期部長」 「はい、ビックリさせますからね。部長!」 今日先輩から貰ったモノを。 いつか、必ず。 いじょ 律「でさー、そいつなんて言った思う?」 梓「間抜けな回答をしてる姿しか思い浮かばないですね」 律「ふふふ・・・そいつなー『私は』・・・」 ブロロロロー カチャン 律「ん・・・?もうこんな時間か・・・」 梓「もう午前の3時をまわってますから」 律「しっかしまぁ、よく喋ったなー」 梓「これだけ2人きりで話すのも久しぶりですからね」 律「私が一人暮らしを始めてからは1日置きにケータイで話すだけだったからなー」 梓「その1日置きですら、忘れるときがあったくせに」 律「あーら?怒ってらっしゃいますの?あずさちゃん?」 梓「そりゃ、恋人からの電話がなければ怒りたくもなりますよ」 律「このーかわいいやつめ」ウリウリ 梓「んっ・・・やーめーてーください」ジタバタ 律「久しぶりだから、かわいがってやろう。くるしゅうない」コチョコチョ 梓「あはは・・・もう」 梓「それより・・・久しぶりに恋人に会う家として、このロケーションはどうなんですか?」 律「ん?今日はいい満月が見えてますぜ、梓さん」 梓「えぇ。キレイな満月です。で、その下に見えているものは?」 律「いやーお前は満月よりもキレイだよー」 梓「はいはい。できればその言葉はもっとロマンチックな場所で言ってほしいものですね」 律「・・・夏になったら涼しくていいじゃないか」 梓「肝が冷えそうですけどね」 律「・・・・・・はい。家を探すのが遅かったのと家賃の都合でここになりました。」 梓「だから、私が言ったじゃないですか。合格したときに・・・」クドクド 律「あーーーストップ!せっかくなんだから、ケンカは無しといこうぜ?」ギュッ 梓「・・・もう」ギュッ 律「・・・・・・」 梓「・・・・・・」 律「・・・こうしていると、猫を抱いているみたいだな」 梓「・・・」 梓「にゃあ・・・」 律「・・・」キュン 律「ちくしょう。かわいいやつめ」プニプニ 梓「にゃ、にゃー・・・」 律「・・・・・・」プニプニ 梓「・・・・・・」 梓「ペットとしてこの家に置いてもらえませんか?」 律「・・・へ?」 梓「炊事、洗濯、掃除もできるかわいい猫ですよ?」 律「自分でかわいいって言うなよ・・・」 律「まぁ、それは置いといて・・・」 梓「えー置いとかないでくださいよー」 律「いや、その話より・・・通学はどうするつもりなんだよ」 梓「んー・・・考えて・・・ないです」 律「はぁ」 律「あのなぁー私は一人暮らしを何でしてるんだ?はい、出席番号22番の中野梓君」 梓「通学時間が長すぎるためでございます」 律「正解!」 律「仮に一緒に住んだら?」 梓「間違いなく、毎日遅刻でしょうね」 律「わかってるなら・・・」 梓「・・・寂しいですもん」 律「・・・・・・」 梓「電話だけじゃ・・・寂しいですもん」ギュッ 律「・・・」ギュッ 律「我慢しろ・・・ってのもヒドイよな・・・」 梓「・・・」 梓「毎日言ってくれたら頑張れる・・・かも」 律「1日置きを忘れるりっちゃんに言いますか」 梓「いいですもん。私から電話しますから」 律「・・・・・・」 梓「・・・・・・」 チュンチュン 梓「もう5時ですね」 律「もう夜が明けたな」ゴソゴソ 梓「どうしたんですか?」 律「いや・・・コンビニに行こうかなと思って」 律「行くか?」 梓「聞くまでも無いです」ゴソゴソ 梓「一緒に行きましょう」 律「うー・・まだちょっと肌寒いな」 梓「そうですね。朝はまだ冷えますね」 ニャー 梓「あ・・・あずにゃん3号みっけ」 律「あーずにゃーん、こっちおいで」 梓「にゃ?」 律「君じゃないんだよ。あの黒猫君だよ」 梓「ちぇー」ブー ニャー 律「寄って来た・・・」ナデナデ ニャー 梓「・・・」ナデナデ ニャー ピョン 梓「あ・・・行っちゃった・・・」 律「あいつも朝メシなんだろうよ、行くぞ」 梓「はい。・・・」 梓「いいなぁ・・・猫になりたい」 End 8
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律「ムギ、止めさせろよ!またムギの悪ふざけなんだろ!」 紬「私の?違うわよぉ、最初はたしかにりっちゃん以外に面白いおもちゃが手に入ったと思って楽しんでたけど・・」 紬「この作戦自体は梓ちゃんが持ち掛けてきたのよ」 律「いつだよ!トイレ行ったときはそんなそぶり一切なかったぞ!」 紬「ついさっきよ、部活終わったあとのお茶の準備のときに梓ちゃんがこのままいくとりっちゃんにばれるのも時間の問題だからって・・」 律「でもそれじゃ、梓が得するだけでムギはそんなに・・、ただ見てるだけじゃないか、そんなのいつもやってるだろ」 紬「ただ見てるだけ?ええ、たしかに見るのには変わりないけど、今回はこれを使うの」 サッ! 律「う、うそでしょ?」 紬「私、一度でいいからやらしいビデオ撮影したみたかったの~」ニコニコ 律「ムギ、さすがにそれは・・・」 紬「大丈夫よぉ、後でさわ子先生にモザイク編集してもらうから」 紬「先生の編集技術が高いのは知ってるでしょ?」 律「そういう問題じゃ・・」 梓「律先輩、そろそろ黙ってください」チュッ 律「んっ・・・」 梓「んっ、はぁ・・、律先輩の唇すっごいやわらかい」 梓「もう一回・・・」 チュッ、チュパッ、クチュクチュ 紬「あら?りっちゃんたらキスされただけなのにもう目がトローンとしてるわ」 律「・・・」 梓「律先輩はどんな下着つけてるんですかぁ?」 ヌガセヌガセ 梓「律先輩の肌、すっごいきれい・・下着も思ったよりかわいいのつけてるし・・」 律(なんでだろ?クラクラする・・) 梓「おっぱいもかわいい・・」 梓「もう全部かわいいですね、律先輩は・・」 紬「梓ちゃん、りっちゃんに見せたかったところあるんじゃない?たくさん見てもらったら?」 梓「はい、・・律先輩、私の大事なところ見てください」 梓「どうですか?律先輩・・、律先輩のこと思うだけでこんなに濡れちゃうんですよ」 律「あずさ・・、もうやめ・・」 梓「すごいんですよ、こんなに糸引いちゃって・・」 ネバァ 梓「律先輩も触ってみてくださいよぉ」 律「・・でき・な・いよ」 梓「じゃあ、律先輩の顔に私の塗っちゃお」ヌラァ 律「・・くっ」 梓「ねぇ、もう諦めましょうよ、今はこの状況を楽しみましょうよ」 律「・・・」キッ 梓「怒ってるんですか?私は律先輩を気持ち良くさせたいだけですよ?」 紬(りっちゃんの涙目でにらみつける表情・・ゾクゾクする) 梓「やっぱり律先輩は下の方を気持ち良くさせなきゃダメなんですね」 律「!!」 律「あずさぁ・・ホントにこれ以上はダメ・・」 梓「パンツだってこんなに湿って、本当はうれしいくせに」 ヌガセヌガセ 梓「!」ニヤニヤ 梓「律先輩、ツルツルじゃないですか?なんか見えちゃってますよ」 律「!」 梓「律先輩の大事なところ・・」 律「梓っ・・!」 ペチョ・・ 律「ふあぁっ」 梓「んっ、いっぱい濡れてる、私のお口気持ちいいですか?」 ズズズズッ 律「いやぁ、そんなとこ吸わないでっ」 梓「律先輩のヒクヒクしてるよぉ」 律「ダメっ・・」 梓「こんなにやらしいの見たら私のも余計に濡れちゃうよぉ」 紬「りっちゃん、いい顔してきたじゃない、梓ちゃんそろそろこれ使ってみる?」 梓「すっごい・・、これ、おっきぃ・・」 律「だめ!そんなの入らないよ!」 梓「フフフ」 ズブブブ・・・ 律「ああっ!」 ジュプッジュプッ 梓「すっごいですよ、ヒダヒダが吸い付いてきてます」 梓「クリもおっきくなってきてる・・」 チュー 律「もうダメ・・、ほんとにイッ・・」 梓「なんですか、聞こえないですよ?」 律「んんっ・・んはっ・・」 梓「ほらほらちゃんと言わないと」 紬(なんか梓ちゃんノリノリね・・) 律「・・イッ・・・イッちゃうぅぅ!!!」 ビクンビクン 梓「ビクンビクンしちゃってかわいいなぁ、律先輩、イッちゃったんですかぁ」 ~2時間後~ 律「・・・・・」 紬「あーぁ、梓ちゃんやり過ぎよぉ、りっちゃんグッタリしてるじゃない」 梓「だってすっごい興奮しちゃったから・・」 紬「でも良いの撮れたからオッケーよ」ウフフ 梓「ムギ先輩、私、次は澪先輩としてみたいです」 紬「ウフフ、楽しみね」 律「・・・ミ・オ・・ニゲ・・テ」 終わり 戻る
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律「あがががががが」ギリギリッ 梓「本当に危なかったんですからね!!一瞬お花畑が見えたくらいに!」 律「わ、私が今度は危ないって!ほ、骨がぁ!なんかミシミシいってるのぉ!!」ミシミシ 梓「ちゃんと、反省、しましたかぁ!?」ギリギリ 律「したした!したから!あああああ」ミシリミシリ 梓「なら許してあげます」ぱっ 律「ぐわっ」ガンッ 律「うぅ…おでこ床に打った…」 梓「だ、大丈夫ですか?」 律「…お前がそれを言うか…?ていうか普通愛しの先輩にキャメルクラッチなんてする?」 梓「律先輩が悪いんですよ!!私だってお花畑が──というか、い、愛しの先輩って///」 律「おいおい、今さら何照れてんだよ……。あんだけ恥ずかしいことべらべらしゃべってたくせに…」 梓「うぅ…///」 律「くくく『律先輩はずるいです…』か…」 梓「う………」 律「いっそ……先輩が誰か一人と特別な関係になってくれたら、とか考えたりもします』」ウルウル 梓「………///」カァ 律「そうすればきっぱり先輩を諦められますから」キリッ 梓「ああああ!殺して!もう一思いにいいいい!!!」ガンガンガンガン 律「お、おい馬鹿。床に頭打ち付けるな!」 梓「離して下さい!もう死にます!待っていてください、お父さんお母さん。梓は今からそっちへ行きます」 律「いや生きてるよね?お前の両親ちゃんと生きてるよね?」 梓「うわあああああばばばば」 律「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」 律(澪とムギは…?)チラッ 澪「………」スゥスゥ ムギ「ドゥフフwww膝枕の体勢のまま眠ってしまったでござるwwwwみおみおの柔らかな太ももの感触を頭に感じながら、みおみおの寝顔を見上げる…… まさに至福wwww父上、母上、拙者は生まれてきて幸せでござるよwwwゥフドゥフw」 律(何もなかった…何もなかったんだ…。うん…私は何も見なかったし何も聞かなかった……) 律「な、なあ梓ぁ」 梓「あばばばばばば」 律「梓ぁ…少し落ち着いて」 梓「ありばばばばばば」 律「梓ちゃあん…ねえ」 梓「あああああああああ」 律「………もぅ…」 律「あずにゃん!!!」 梓「ああ…あ…?」ピタッ 澪「うわっ!!びっくりしたぁ」 ムギ「ドゥフwドゥ……あら、澪ちゃんお目覚め?」 澪「あぁ…そうか、私ムギに膝枕したまま寝ちゃったのか…」 ムギ「えぇ、ごめんなさい。起こすのも悪いかと思って」 澪「いや、寝ちゃった私が悪かったんだよ」 ムギ「それにね…その…」 澪「?」 ムギ「澪ちゃんの寝顔、とっても可愛かったから」ニコッ 澪「ちょ、ムギ!か、からかわないで///」 ムギ「からかってなんかないわ!本当のことよ!!あ、でも照れてる澪ちゃん可愛い」ウフフ 澪「うぅ…やめてくれぇ……///」 ムギ「あらあらドゥフフ」 澪「あれ?でもどうして起きたんだろう?何か大声が聞こえたような…」 ムギ「まあまあ、細かいことは置いときましょう。ところで澪ちゃん、足は大丈夫かしら?」 澪「足?足ってどういう…ひぅっ!?」ジーン ムギ「あら…やっぱり痺れてたのね…」 澪「い…いきなり足をつっつかないで…」 ムギ「ごめんなさい、でもやっぱり足が痺れたのは私のせいよね…もう頭下ろすわね」スッ 澪「あぁ…そうしてもらえると助かるよ」ジンジン ムギ「とりあえず…足を伸ばした方が良いわね」 澪「え?あ、ああそうだな…」 ムギ「?どうしたの澪ちゃん?」 澪「動かすの怖い…」ビクビク ムギ「コワガリナミオミオ、モエ」ボソッ 澪「じ、じゃあムギ…伸ばすぞ…」 ムギ「頑張って…澪ちゃん」 澪「………ん……あっ……ひぅ!?……んん、んぁ……」スルスル ムギ(エロスwww足を伸ばすだけでこの艶めかしさwwww実際のベッドの上ではどれほど喘ぐのかwwwドゥフwww) ムギ(はっ!実際のベッドの上なんて…私としたことがはしたないことを考えてしまったわ…) 澪「や、やっと伸ばせた」はぁはぁ ムギ「頑張ったわね澪ちゃん」 澪「ありがとう、大分楽になったよ」ハハハ ムギ「それはよかったわぁ♪」 澪「それでさムギ…その、悪いんだけど…」 ムギ「なにかしら?」 澪「早く治るように軽く揉んでほしいんだ」 ムギ「揉む?」(胸を!!?) 澪「うん、足を揉んだら血行が良くなって早く治ると思うんだ」 ムギ「うふふ、お安いごようよ」(なんだ…足か) ムギ(いや!これは澪ちゃんの足を合法的にさわさわする絶好のチャンスだわ!) 澪「よろしく頼む」 ムギ「それじゃあ早速始めるわね」ハァハァ 澪「うん」(ムギの息なんかあらいな……) ─── ── ─ 律「あずにゃん!!」 梓「ああ…あ…?」ピタ 律「や、やっと止まった…」 梓「先…輩…?」 律「どしたのあずにゃん?」 梓「せ、先輩!あ、あずにゃんって呼ばないでってさっきも──」アタフタ 律「あずにゃん…」 梓「だから!」 律「あずにゃあん…」 梓「だ…から…」 律「あ~ずにゃん♪」 梓「……あぅ…///」 律「あずにゃん…」 梓「りり…り…りっちゃん…///」ボソッ 律「あずにゃん!」 梓「…りっちゃん」 律「ああずにゃん!!」 梓「りっちゃん!」 律「あずにゃん!!」 梓「りっちゃん!!」 律「あず(ry 梓「りっち(ry 律「(ry 梓(ry (ry ─── ── ─ 律梓「はぁ…はぁ…」 律梓「………」 律「……く…くくく」 梓「……ぷ…ぷぷ…」 律梓「あははははははは!」 律「ははは…なんか私たちってさぁ!」 梓「ええ……ププ…まったく」 律梓「ばっかみたい!!」 律「でもさぁ、これでわかっただろ?」アハハ 梓「何がです?」ハハ 律「さっき私が言った『楽しい』って意味」 梓「そうですね。小学生の気持ちが解るのも癪ですけど、凄くよく分かります」 律「だろ~?あははは……って!なぁかのぉ!このやろ!」 梓「きゃあ!律先輩に襲われるぅ!」 律「ふふふ、今夜は寝かさないぜ、子猫ちゃん♪」 ギャーギャーワーワー ─── ── ─ 律「あ~、梓ぁ今何時ぃ?」 梓「夜中の一時です」 律「なんか楽しいなぁ、疲れたけど」アハハ 梓「そうですねぇ…さっきまでの自分が信じれないですよ…」 律「……リツセンパイハズルイデス…」ボソッ 梓「……また頭を床に打ち付けて自殺はかりますよ?」 梓「は~あ、こんな楽しい時間も、先輩方が卒業したらそれで終わりなんですよねえ…」 律「………」 梓「今のうちにちゃんと胸に刻み付けて置かないと。軽音部みんなと過ごした日々の思い出。そして──律先輩との思い出を」 律「……なぁ、梓」 梓「なんですか先輩?」 律「お前、それ本気で言ってるのか?」 梓「………」 律「何でそんなこと言うんだよ?私とお前の繋がりは、私が学校を卒業したらそれで綺麗さっぱり切れちまうのか?」 梓「………」 律「軽音部のみんなだってそうだろ?卒業しちまったら放課後ティータイムはそれで全部終わりなのか?」 律「そんなことあるわけないだろう!それが解らないのか梓?」 律「それに、私はさっき言ったよな?梓とのやりとりが『楽しい』から私は梓についつい構っちまうんだって」 梓「………」 律「ここまで言って何で解らないんだ!? 梓、私はな! お前と、これからもずっとこうやって軽口を叩きあったり、こうやってじゃれあっていたいんだよ」 律「ずっと私と一緒にふざけあってほしいんだ!」 律「いつまでも、私の隣で──」 梓「……先輩」 律「梓…私は…」 梓「先輩…もういいんです」 律「何がだよ!?絶対に私と梓の関係は終わりになんかさせないからな!」 梓「い、いえ…そうじゃなくて」 律「じゃあ何なんだ!?」 梓「あの…とりあえず周りを見てください」 唯「うわ~!!りっちゃん情熱的~」ヒューヒュー 澪「り、律!お前そこまで梓のことを…///」 ムギ「我が生涯に一片の悔いなし……」●Rec 律「」 ガンガンガンガンガン 律「あばばばばばばばばばば」ガスガスガスガス 梓「お、落ち着いて下さい律先輩!」 律「ああああ死ぬ!私は死ぬ!待ってろ聡!!お姉ちゃんは今からそっちへ行くぞおお!」 澪「いや、聡はまだ生きて── (中略) 律「………」 梓「落ち着きました?」 律「なぁ唯隊員…」 唯「はい!何でしょうりっちゃん隊員!」 律「いつから起きてた…?」 梓「多分律先輩が情熱的に私への愛を説いてる時でしょうね…キャッ///」 律「やめて、顔から火でるからやめて」 唯「ん~とねぇ、りっちゃんとあずにゃんが大声で名前呼び合ってるあたりからかな」 律梓「」 律「あ、あれ聞かれてたのか……」 梓「というか…澪先輩とムギ先輩にも聞かれてますよね?」 律「え?」 梓「当たり前じゃないですか…みんなずっとこの部屋にいたんですから……私たち、あまりに二人だけの世界に没入しすぎたんですよ、先輩…」 律梓「………」チラッ 澪「///」 ムギ「よく撮れてますぜ旦那、ばっちりでさ」b グッ 唯「ムギちゃん!あとで見せてね!」 律梓「」 律梓「………ふふ…ふふふ…」 律「梓…私たちはずっと一緒だ…」 梓「もちろんです先輩…いつまでも一緒にいましょう」 律「あぁ、それじゃあ決まりだな…」 梓「はい、準備はいいですか?」 律「もちろん、さぁ、始めようぜ…」 律梓「死んでやるううううあああああ!!!」ガスガスガス End 戻る
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~部活終了~ 律「よーし、今日の練習終わり!ムギ、お茶にしようぜ」 紬「はぁーい」 澪「悪い、わたし今日は早く帰って歌詞書きたいから・・」 唯「私、和ちゃんと一緒に帰る約束しちゃった」 律「なんだよー、梓は残ってくよな」 梓「は、はい、もちろんです」 律「梓はかわいいなー」 梓「律先輩、それはプロポー・・」 紬「・・・」 ~ティータイム終了~ 律「じゃあ、カップ片付けて帰ろうか」 梓「ムギ先輩、今日は私が片付けます」 紬「あら、大丈夫よぉ」 梓「いえ、やらせてください、いつもムギ先輩に用意させて申し訳ないですから」 紬「そぉ?じゃあ、お願いしようかしら」 律「梓は良いお嫁さんになれるなー、・・プロポーズじゃないからな」 カチャカチャ 梓「こ、これが律先輩が使ったカップ・・」ゴクリ 梓(こ、この角度からなら死角になってるから大丈夫だよね) ペロペロ、ペロペロ 梓(はぁ、はぁ、すっごいこの感じ、すぐ後ろには先輩達がいるっていうのにそのティーカップを舐めてる私・・) 梓(やばい、くせになりそう、これからは私が片付けを担当しよう・・)ポワーン ブッ 梓(また鼻血が・・) 紬「梓ちゃん、大丈夫?」 梓「!!!」ビクゥ 梓「え、あっ、な、何がですか?」 紬「なんかぼぉーっとしてたみたいだから」 梓「大丈夫です、ちゃんと舐め・・いや、あの洗剤できれいにしますから」 紬「・・・」 紬(この季節に下着姿でいた梓ちゃん、りっちゃんを見つめる梓ちゃん、あるはずのない場所から出てきた温もりのある体操服、なんかプロポーズがどうたら、いきなりカップの片付けを申し出て鼻血出してる梓ちゃん・・) ピコピコピコ・・、キュピーン!!! 紬(バラバラのピースが今一つに・・) ~帰宅後、夜~ 梓「律せんぱぁい・・」ハァハァ ブブゥ、ブブゥ 梓「もう!せっかく日課の『律先輩と一緒に・・Part112』を妄想してたのに・・、誰?」 梓「ムギ先輩からだ・・」 梓「もしもし、どうしたんですか?」 紬「こんばんは、梓ちゃん、今大丈夫?」 梓「はい、なんですか?」(大丈夫じゃねぇよ、このクソ沢庵) 紬「梓ちゃん、今日なんか全体的に変だったわよね?」 梓「え?そ、そんなことないですよ」 紬「ねぇ、単刀直入に聞くけど、りっちゃんに対してなにか特別な感情持ってるんじゃない?」 梓「な、なんのことですか?」ギクゥ 紬「んー、まぁいいわ、とりあえず、明日はいつもより少し早く登校して朝一で部室に寄ってね?」 梓「う?朝寒いし・・」 紬「りっちゃんの体操服、なんで温かったんだろうねぇ?」 梓「!!わかりました、行きます」(終わった、ばれてる、明日から変態あずにゃんの完成だ・・) 梓(どうしよう・・とりあえず、自分を慰めて寝よう、うん) ~次の日、部室~ 紬「梓ちゃん、人の趣味にあんまり文句はつけたくないのだけれど、りっちゃんに対してああいうことするのはどうかと思うわ」 梓「・・・」 紬「とりあえず、今日はこれを装着して一日過ごすこと」 ゴソゴソ 梓「な、なんですか、それ?」 紬「なにって?わかるでしょ?遠隔操作式ローターよ」 梓「そ、そんなの一日中してたらおかしくなっちゃいますよ!授業だってあるんだし」 紬「スイッチを入れなければ大丈夫よぉ、それにリモコンが半径10メートル以内にないと自動的に止まる仕組みだから、私達の教室との距離も考えたら大丈夫でしょ?」 梓「・・でも」 紬「梓ちゃんには拒否権なんてないのよ?」 梓「うぅ、わかりました、つければいいんですね?」 ヌギヌギ、スッ、 梓「できました」 紬「ウフフッ」カチッ 梓「ひぁあ!あはぁ・・、ダメです、声出ちゃいますよぉ」 紬「感じやすいのね、梓ちゃんかわいい」ペロッ 梓「ふあぁっ、耳舐めちゃダメですぅ・・」 紬「ウフフ、今日は楽しい一日になりそうね」 ~3限目、2年教室~ 梓(うぅ、スイッチはほんとに入らないみたいだけど、なんか変な感じがするよぉ) 梓(生かさず殺さずのこの状況・・・濡れてきちゃう)ハァハァ ~4限目、3年教室~ 紬(そろそろかしら・・) 紬「先生、ちょっと具合が悪いので保健室で薬もらってきてもよろしいですか?」 先「あら、大丈夫?いいわ、行ってきなさい」 コソコソ 紬(ウフフ、梓ちゃんの教室は・・、なんだか忍者になったみたい)ワクワク 紬(いたいた!ウフフ、梓ちゃんなんかぽぉーっとしてるわ)カチッ 梓「んあぁっ!」ブブブブブッ 梓(な、なんでスイッチ入っちゃったの、ちょっと待ってよ、周りにばれちゃう) 先「だれ?授業中は携帯電話切りなさいって言ってるでしょ?」 梓(んんぅっ、ダメ、ずっとじらされてたからすっごい感じちゃうよぉ)ブブブブブッ 紬「梓ちゃんかわいい」 ハァハァ 先「ちょっと、早く切りなさい!没収とかしないから、だれ?」 梓(もうダメ、なんかでちゃう・・) カチッ 梓(・・止まった、良かった・・、でもパンツが) 梓(学校という空間だとこんなに感じちゃうんだ・・、私もうホントの変態さんだよぉ・・) ~昼休み、3年教室~ 唯「ムギちゃん、さっきはだいじょーぶだったの?」 紬「ええ、保健室に行く途中で、良いものが見れたから元気になっちゃった」テカテカ 唯「ええー、何見たのー」 紬「秘密よ」ウフフ 唯「えー、ムギちゃんだけずるーい、私も次の授業中保健室行くー」 律「おっ!私もなんだか具合が・・」 澪「・・おまえたち二人は授業さぼりたいだけだろ」 ~放課後、部室~ 唯「ムギちゃん、お茶しよう」 紬「ええ、梓ちゃん手伝ってくれる?」 梓「!」ビクッ 律「?」 梓「はい、手伝います・・」 カチャカチャ 紬「どう?一日中つけてる感じは?たまらないでしょ?」 梓「・・もうやめてください、授業中スイッチ入っちゃって周りにばれそうになっちゃったんですよ・・」 紬「あら?どうしちゃったのかしら?でも、大丈夫よ、りっちゃんたちの前ではスイッチ入らないと思うから」ニヤニヤ 梓「ほんとにお願いします、みなさんにばれたら私・・」ウルウル 紬(すっごいかわいいわ、ゾクゾクしちゃう) 紬「・・また一人私のおもちゃが増えたわ」ボソッ 梓「え?」 紬「はーい、みんなお茶が入ったわよぉ」 唯「わぁー、おいしそう、あずにゃんも手伝ったんだよね?あずにゃんティーだよ、これは」ホクホク 梓「・・はぁ」(何言ってんだ、こいつ) 律「どうしたんだ、梓?元気ないな、なんだか顔も赤いし・・」 梓「え、そうですか?私は大丈夫ですよ、ありがとうございます」 カチッ 梓「んっっっ!」ブブブブブッ 唯「ん?携帯がなってる、私かな・・」 唯「違う・・、だれの?」 紬「・・・」ニヤニヤ 梓(んー!無理です、ダメです、ムギ先輩止めて・・、ほんとに・・)フルフル 紬(もっとそのかわいい顔見せてちょうだい)ゾクゾク 澪「梓のほうから聞こえるんだが梓の携帯じゃないのか」 梓「!!」ビクッ 梓「いや、あの・・気のせ・・んっ、・・いじゃないですかっ・・」 唯「えー、じゃなにこの振動音?まさかラップ現象?」 澪「ひぃぃっ!」ガタッ 律「唯、最近好きだなー、そういうの」 梓「すみません、ちょっとトイレ行ってきます」ガタッ 澪「早く戻ってこいよ、練習始めるんだから」 紬「・・・チッ」 律「?」 律「あー、私もトイレ行こうかなぁ」チラッ 紬「・・・」 律「うん、トイレ行ってくるわ」 唯「私も行ってこよぉーかなー、いわゆるツレションってやつだよね」 律「唯、おまえはダメだ」 唯「えー、なんでー?ツレションしようよー」 律「実は、おっきいほうなんだ、恥ずかしいからこないでくれ」キリッ 紬「・・・」 ~トイレ~ 梓「ひどいよ、律先輩の前ではスイッチ入れないってことだったのに・・」 梓「パンツ汚れちゃった・・ハァ」 梓「うわ、糸引いちゃってるし・・・」 キー、バタン 律「・・あずさー、いるかー?」 梓「!はっ、はいなんでしょうか?」 梓「今出ますからちょっと待ってて下さい」 律「あー、いいよ、そのままでも」 梓「?」 律「あのさー、気のせいだったらいいんだけど、ムギになんかされてないか?」 梓「!!!」 梓「ど、どうしてですか?」 律「んー、なんか思い当たることがあってさ・・いや、私の気のせいならそれにこしたことはないんだけど」 梓「・・・」 律「・・・」 律「やっぱりなんかあったろ?」 梓「実は・・・」 律「やっばりか・・、実はムギがああなったのにはわけがあってな」 梓「どういうことですか?」 律「詳しく話すと長くなるから、簡潔に話すと・・」 梓「・・・」ドキドキ 律「私がふざけて、ムギに大人のおもちゃ渡したらなんかだんだんエスカレートしていって・・」 律「・・で、気がついたらムギは天性のSっぷりを発揮して、私も同じようなことされたんだ」 梓「うっ!うそですよね!?」 律「・・本当なんだ、そうしないと澪が犠牲になるぞっておどされて」 律「澪がそんなことされたら、絶対精神崩壊しちゃうし、原因つくったのは私だし・・」 律「と、とりあえずあんまり長居すると怪しまれるから早く戻ろう、あっ、ローターははずしとけよ」 和「・・・トイレでしてたら、とんでもない話聞いちゃったわ」 和「・・・うん、知らない、生徒会行こう」 ~部室~ 律「いやー、いっぱいでちゃったよー、今日も快調だよ」 澪「律、一応女なんだからそういうことは言うなよ」 律「いいっじゃーん、減るもんじゃないし、なっ、梓」 梓「え、ええ、そうですね」 唯「あずにゃんもおっきいほうだったの?だからあんなに急に出てちゃったんだね?」 唯「よし、臭いかぎにトイレ行こう!」 澪「やめろ」 カチッ 梓「・・・」 紬(・・チッ、外しやがったな) ~部活終了~ 紬「梓ちゃん、りっちゃん、今日もお茶していくわよね?」 梓律「!!!」ガクガクブルブル 澪「今日は私達も一緒に・・」 紬「・・・」 澪「やっぱり帰ろうな、唯」 梓「・・・」 律「・・・」 紬「・・・なんで外したの?今日一日中つけてるって約束でしょ?」 梓「あの・・えっと」 律「・・・わ、私が外せって言ったんだよ」 紬「なんで?」 律「だってそのままつけっぱなしにしてたら、またムギがスイッチいれて悪戯するだろ?」 紬「それがなにか問題あるの?」 律「梓は私と違って、真面目なんだから耐えられないだろ?」 紬「梓ちゃんがまじめ?」クスッ 律「真面目だろ!練習熱心だし・・」 紬「先輩の体操服をこっそり着たり、ティーカップペロペロしちゃうような子が真面目なの?変態じゃない?」 梓「!!」 律「・・え?なんだよ、それ?」 梓「・・・ごめんなさい。律先輩の体操服がなくなってたのは私が家に持って帰ってたからなんです、他にもいろいろ・・」ウルウル 律「・・・」 紬「どう?ただの変態じゃない?」 律「そ、それでもかわいい後輩をいじめるのは良くないことだろ!」 梓「律先輩・・」キュン 紬「・・なに?全部私が悪いの?」ウルウル 律「いや、その、梓も反省しなきゃだし、ムギがそういうふうになった元々の原因は私がふざけたせいだけど・・」 紬「仕方ないじゃない!毎日さびしかったのよ!りっちゃんは澪ちゃんと幼なじみで仲良いし、唯ちゃんは梓ちゃんにベタベタだし・・」 紬「私一人だけなんだか表面だけの付き合いみたいで・・、みんなだってただのおやつ係くらいにしか思ってないんでしょ!」 律「ムギっ!ごめんよ、ムギがそういうふうに思ってたなんて知らなくて・・」 紬「ウッウッ、ッヒグ・・」 律「・・ムギ!ムギは大事な友達だよ!他のメンバーと同じくらい、澪と同じくらい」 ダキッ 紬「・・りっちゃん」ギュッ 紬「・・今よ、梓ちゃん」ニヤリ 梓「はい、ありがとうございます」ガチャ 律「え?手錠?え?」 梓「フフフ」 律「ちょ、どういうこと?」 梓「どういうこともなにもこういうことですよ、ねぇムギ先輩」 紬「うん、私の演技うまかったでしょ?」 律「冗談だろ?」 梓「今日は長いですよ・・、律せんぱぁい」 紬「ごめんね、りっちゃん」ハァハァ 終わり 戻る 続き
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三年二組教室 律(……ダメだ。梓が頭にこびりついてるみたいだ) 律(梓……) 律「……はぁ」 和「気味が悪いくらい元気ないわね」 唯「あんなに元気のないりっちゃんは二年の学園祭ライブ前以来だよ」 澪「しかも髪下ろしてるから余計にアレだな」 紬「でも、今のりっちゃんすごく女の子らしくて可愛い……」 律(梓…………) 梓「律せんぱーい!」 律「!!」 律「あ、梓……?」 梓「今すぐ屋上に来てください!」グイ 律「ちょっと……手を引っ張るな……///」(あ、梓と手をつないでる///) 紬「なんだかすごくいい展開が待ってるみたいね!」 澪「なにか二人にあったのか?」 唯「私はなにも知らないよ。和ちゃんは?」 和「私だってなにも知らないわよ」 屋上 律「そ、それで話ってなんだよ?」 律「唯のことなら私じゃなくて他の誰かに聞いたほうがいいぞ」 梓「違います!」 律「え?」 梓「私は……私は……」 律「あ、梓……」 律(上目遣いの梓がマジで可愛い///) 律(結婚したい、いや、せめてキスだけでも……) 梓「私は……私は律先輩のことが……」 二年一組教室 純「梓、告白うまくいったかな?」 憂「どうだろうね。成功してるといいけど」 純「なんか気になることでもあるの?」 憂「うん、実はちょっとね」 純「なになに?」 憂「惚れ薬の効果はずっと続くのかなって思って」 純「ああ、たしかに。告白の瞬間に薬が切れたりしてね、あははは」 憂「純ちゃん、それ笑えないよ」 …… 梓(髪下ろしてる律先輩ホントに素敵で……可愛い) 梓(……じゃなくて!) 梓(言うんだ! 言うんだ! 私!) 梓「律先輩、あなたのことが……!」 律「…………」 梓「好きです!」 律「……え?」 律「え?」 梓「……だ、だから好きなんです! 律先輩のことが……」 律「梓……」ポン 梓「な、なんですか律先輩?」 律「先輩をからかっちゃダメだぞ」 梓「からかってないですっ。私は本当に……」 梓(どうなってるの? さっきまであんなに顔を赤くしてたのに……) 律「もうすぐ休み時間も終わるから戻ろうな」 梓「話は終わってないです!」 律「またあとで部活んときに聞いてやるって」グイグイ 梓「ええ? えええー!?」 三年二年教室 唯「あ、りっちゃんが帰ってきたよ」 澪「梓となに話してたんだ、律」 律「それが、なんかよくわからないけど告白された」 和「告白?」 律「うん、律先輩のことが好きなんです、って」 紬「り、りっちゃんはなんて返事したの?」 律「先輩をからかうなよって返しといた」 紬「それだけ?」 律「それだけ」 三時間目 律「……」カリカリ 律(しっかし、なんでさっきまであんなに梓のことばかり考えてたんだろ?) 律(まるで、アレじゃ……) 律(梓に恋してるみたいだよな……///) 律(いや、ないない。有り得ない) 二年一組教室 三時間終了 梓「」グテー 純「おーい、梓」 梓「」グテー 純「あーずーさー」 梓「…………なに?」 純「元気出しなよ。告白が失敗したくらいで、いじけちゃだめだって」 憂(やっぱり惚れ薬切れちゃったんだ……) 梓「べつに、まだ告白は失敗してないよ……!」 梓「ただ、私の思いが律先輩にきちんと伝わらなかっただけだもん」 純「はいはい」 梓「もういいや。今日は部活出ないで帰る」 純「あの真面目な梓が部活に出ずに帰るの!?」 梓「今日はもうなんか全部やだ……」 憂「梓ちゃん、元気出して」 梓「無理……」グテー 梓の家 梓「そんなわけで家に帰ってきてしまった……」 梓(……ああ、なにやってんだろ) 梓(そもそも、惚れ薬を使って告白っていうのが、最悪なまでにずるいよね……) 梓(……私、すごく嫌な子だ) ぷるるるる♪ 梓(誰かな? もしかして律先輩……?)パカッ 梓「……唯先輩、か。もしもし?」 唯『もしもーし、あずにゃん?』 唯『あずにゃんが部活サボるって憂から聞いたから、電話しちゃいました』 梓「……すみません」 唯『どうしちゃったの、あずにゃん。なにかあったの? 元気ないよ?』 梓「……私、フラれちゃったんです」 唯『フラれた?』 梓「私、律先輩に告白したんです……でも、全然ダメでした」 唯『あずにゃん……』 梓「唯先輩、少しだけ私の話聞いてもらっていいですか?」 唯『いいよ、私は先輩だからね』 … 唯『へえ。そんなことがあったんだ。ムギちゃんはすごいね』 梓「はい。惚れ薬なんて普通はありませんよね」 唯『それで、あずにゃんがりっちゃんに告白したときに、惚れ薬の効果が切れちゃったんだ』 梓「はい。本当に、私ったら馬鹿ですよね」 梓「卑怯な手まで使ったのに結局、相手にもされなかったんですから」 唯『そんなことないよ』 梓「そんなことありますよ」 唯『そんなことない。だってりっちゃん、あずにゃんが来ないって聞いたら、すごくあずにゃんのこと心配してたよ』 梓「それは……ただ後輩が来なかったから、ですよ」 唯『あ、そっか』 梓「できれば納得してほしくなかったです」 唯『えへへ、ごめんね』 梓「いえ、実際その通りだなんで」 唯『でも、あずにゃんはりっちゃんにまだ、きちんとは告白できてないんでしょ?』 梓「まあ、一応。でもきちんと告白しても無理ですよ。だいたい女どうしっていうのが……」 唯『あずにゃん!』 梓「は、はい」 唯『やっぱりもう一回告白しなさい!』 梓「え……?」 唯『あずにゃん、諦めてるようだけど実はまだ諦めきれてないでしょ?』 梓「…………はい」 唯『やっぱり、そうだよね』 梓「バレバレですか」 唯『声聞いてると、すごくあずにゃんの諦められないっていうのが伝わってくるもん』 唯『だからさ、今度こそきちんと告白してみなよ』 唯『あずにゃんの想いをりっちゃんにぶつけなきゃ!』 梓「唯先輩……」 唯『ねっ?』 梓「……はい!」 唯『応援してるからね、あずにゃん』 梓「唯先輩、本当にありがとうございました。私ガンバります」 唯『うん、ガンバって。それと私、今すごく先輩っぽいでしょ?』 梓「すごく先輩っぽいです」 唯『えへへ』 梓「唯先輩……」 唯『うん?』 梓「昨日は八つ当たりしてごめんなさい」 唯『もう忘れちゃってたよ、あずにゃん』 唯『じゃあね、あずにゃん。ガンバって!』 梓「はい!」 梓「唯先輩に応援してもらったし、ガンバらなきゃ!」 ぷるるるる♪ 梓「電話……律先輩からだ」パカッ 律『梓、もしもーし、私だぞー』 梓「はい、中野です」 律『今日はどうしたんだよ、真面目な梓が部活来ないなんてなにかあったのか?』 梓「ごめんなさい、律先輩……その、今から律先輩の家に行ってもいいですか?」 律『ん、ああ、べつに構わないけど』 梓「じゃあ今から行きますから……待っててください」 律『……わかった』 田井中家前 梓(大丈夫、私!) 梓(今度こそ、自分の想いを伝えるんだ) 梓「すぅーはー……」ピンポーン 梓「律せんぱーい」 ガチャ 律「そんなに大きな声ださなくても出るって」 梓「す、すみません。ちょっと緊張しちゃって……」 律「まあ、入りなよ」 梓「お邪魔します」 律の部屋 律「テケトーな場所に座ってくれ」 梓「ありがとうございます」 律「んで、話ってなに?」 梓「……」 梓(マズイ。また緊張してきちゃったよ……) 律「梓?」 梓「は、はい」ビクッ 梓(言わないと。言って伝えなきゃ……!) 唯『あずにゃん。ガンバって!』 梓「……!」 梓(そうだよ、唯先輩だって応援してくれたんだから、なおさら言わないと!) 梓「律先輩」 律「うん」 梓「私、先輩のことが好きです」 律「…………」 梓「大好きなんです」 律「……」 律「梓、最初に私は梓に謝らないといけない」 梓「…………なんですか?」 律「屋上でさ、コクられたとき、わかってたんだ。梓が本気で私に告白したってこと」 梓「はい」 律「でも、なんだかすごく変な感じがしてさ。いや、単純にびっくりしたのかも」 梓「そうですよね、急に告白されたら……」 律「ううん、だって昨日は唯が好きだって言ったからさ」 梓「それは律先輩が勝手に誤解しただけです」 律「そうなの?」 梓「そうです」 律「まあとにかく、まだ自分の気持ちはよくわかんない」 律「これが私の本音」 梓「……そうですか」 梓「でも私は律先輩が好きです。大好きです」 律「うーん、あのさ。いったい私のどこがいいんだ?」 梓「先輩、覚えてますか? 私が初めて軽音部の部室を訪れたときのこと」 律「ああ、あのときか」 梓「今でこそ唯先輩が私に抱き着くのが、お約束みたいになってますけど」 梓「もともと私に最初に抱き着いたのは律先輩なんですよ?」」 律「そういえば、梓が来てくれたとき、かくほーみたいなこと言って抱き着いたかも」 梓「抱き着いたんです」 律「でも、それだけじゃないだろ?」 梓「昨日、告白するときにも言いましたよ?」 梓「明るくて、思いやりがあって、ちょっと抜けてて、でも素敵な先輩が……好きだって」 律「てっきり唯のことかと思ってた」 梓「まあ、唯先輩もそうですし、ムギ先輩も澪先輩も素敵です」 梓「でも私にとって一番素敵なのは、律先輩なんです」 律「梓……」 律「よし、梓!」 梓「はい!?」 律「明日は何曜日だ?」 梓「明日? 明日は土曜日。休日です」 律「明日、二人でどっか行こう!」 梓「急ですね……」 律「梓だって急に私の家に来たいって言ったじゃん」 梓「たしかに」 律「似た者どうし、ということで。明日、出かけよう」 梓「二人きりですか?」 律「もち」 律「さっき、自分の気持ちがわからないって言っただろ?」 律「やっぱり、もっと相手のことを知って自分のことも知らなきゃさ」 梓「……わかりました。じゃあ明日はどこに集合しますか?」 律「んー、そうだな」 律「あそこのマックにしよう」 梓「了解です」 律「梓は覚えてる?」 梓「なにをですか?」 律「去年の夏休み、あのマックで言った言葉」 梓「?」 律「『あの人はガサツでいいかげんだからパス』って」 梓「……あう」シュン 律「いや、怒ってるとかイヤミじゃないんだ」 律「ただ、そんなこと言ってた梓が私のことを好きだって言ったのがすごくおかしくてさ」 梓「あのときは、まだ律先輩の魅力を知らなかったんです……///」カアアア 律「なーるほど」 梓「と、とにかく明日は私、ガンバりますから!」 律「うん、私も明日、楽しみにしてるから」 次の日 マクドナルド前 律(梓のやつ、おそいな) 律(まあいいや、この時間を使って髪チェックしとこ) 律(……前髪、下ろしてみたけど梓のやつなんて言うかな?) 梓「せんぱーい」 律「お、梓。ようやく来たか」 梓「はい、すみません。昨日から服選んでたら……///」カアアア 律「どうした? 顔赤いぞ」 梓「い、いえ。律先輩が髪下ろしてたから……」 律「変かな?」 梓「全然!変じゃないです! すごく似合ってます?」 律「そ、そうか」 律「で、梓はどっか行きたいとこある?」 梓「えと……律先輩とならどこでもいいです」 律「嬉しいけど、それ困るな」 梓「すみません……」 律「まあいいや、どっかテキトーにブラブラしようぜ」 ギュッ 梓「り、律先輩!?」カアアア 律「なに顔赤くしてんだよ。デートなんだから手を繋ぐのは当たり前じゃん」 梓「デート……」 律「そ、デート」 梓「じゃあお言葉に甘えて、手をつながせてもらいます///」 律「うんうん。それっぽいじゃん。よし、出発しんこー」 梓「律先輩、今日は絶対この手離しませんからね」 律「メシどうすんだよ?」 梓「知りません!それより早く行きましょー!」 律「はいはい」 梓(いつかは本当に恋人としてこんな風に手をつないで二人で、律先輩と歩けたらいいな) ギュッ 律「梓、手痛いぞ」 梓「私の愛が律先輩の手を強く握れって言ってるんですよ」 ギュウ! 終わり 戻る
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律「………」 梓「………」 梓(…気まずい) 律「………なぁ」 梓「…はい?」 律「梓ってさ、好きな人とかいんの?」 梓「へっ?」 梓「な、何ですかいきなり!」 律「いや、なんとなく」 梓「なんとなくで聞かないでください」 律「だって暇なんだもん。で、いんの?」 梓「………」 梓「い、います…」 律「ふ~ん」にやにや 梓「な、なんですか!」 律「べっつにぃ~」 梓「そういう先輩こそどうなんですか!」 律「私?」 梓「そうです!」 律「秘密」 梓「ちょっと先輩!」 律「なによ」 梓「ちゃんと答えてください!」 律「立派な答えじゃん」 梓「ふ、不公平です!」 律「わがままなやつだなぁ」 梓「どっちがですか!」 梓「さぁ、早く答えてください!」 律「ったく、うるさい奴だなぁ~」 律「……お前だよ、梓」 梓「えっ…?」 律「なんてな!冗談冗談…てあれ?」 梓「……///」 律「おーい、中野さーん?」 梓「……私も」 律「え?」 梓「わ…私も、律先輩が好きですっ」 律「いや、だから冗談だって」 梓「えっ」 律「えっ」 梓「………」 律「……ぷっ」 梓「~~!!////」ぼんっ 律「ぷはははは!」 律「え?梓の好きな人って私なの?」 梓「ち、違います!」かぁぁ 律「いやぁ、参っちゃうなぁ~」 梓「だ…だから違いますってば!」 律「顔がゆであがってますけど」ぷぷ 梓「~~~!!」 律「こいつはおもろい、さっそく澪たちに報告だな!」 がしっ 律「ん?」 梓「…待って」 梓「そんなに、笑わないでよ…」 梓「私、真剣なんですから」 律「………」 梓「本当に好きなんですから、先輩のこと」 律「梓…」 梓「あのっ、私と…つつ、付き合ってくださいっ!」 律「……!///」 梓「………」ぷっ 梓「ぷっ、くくっ…」 律「おい中野」 梓「先輩、顔ゆであがってますよ?」にやにや 律「てんめぇ~!!」がしっ 梓「ひひっ、や…やめてくださいよ!」 律「生意気に私に一杯食わせやがって!」 梓「あー、おかしおかし!」 律「うぅぅ…くそっ」 梓「…でも」 律「?」 梓「先輩のことが好きだって言うのは、紛れもない事実です」 律「!」 梓「私と付き合ってください。今度は…本当に」 律「………」 律「…私なんかでいいのか?」 梓「先輩“が”いいんです」 律「梓…」 梓「………」 ちゅっ 律「えっ?」 梓「…えへへ」 律「……////」 ぎゅっ 梓「わわっ」 律「恥ずかしいじゃん、ばか」 梓「へへっ」 律「私も好きだぞ。冗談じゃなくて」 梓「後出しなんてずるいですよ!」 律「ふ、ふんっ!」 梓「…先輩のばーか」ぼそっ 律「ん?なんか言った?」 梓「いいえ、何も」 律「…?そっか」 梓「はい」 おしまい 2